広島・江田島市で廃校になった小学校の跡地にカキを加工する工場が完成し、14日、落成式が行われました。
落成式が行われたのは、江田島市に今月、完成したカキの加工工場「江田島Oyster Factory(オイスターファクトリー)」です。明岳周作 市長や関係者およそ120人が出席しました。
工場は、福山市の水産加工品卸会社「オーシャンポイント」が、江田島市から2005年度に廃校となった旧 秋月小学校をおよそ2000万円で購入し、建設しました。
鉄骨3階建てで、延べ床面積はおよそ4500平方メートル。総工費はおよそ30億円で、年間で冷凍カキ2000トン、カキフライ1200トンと国内トップクラスの生産を目指して来月から稼働を始めます。
工場内には、一般の人が利用することができるオイスターカフェと、屋上バーベキュー広場が併設されていて、今月17日にグランドオープンします。
オーシャンポイント 坂井英隆 社長
「一般の方に利用していただけるようなカキを中心としたメニューを提供する飲食店を併設したり、この1つの拠点が江田島の活性化につながればいいなと思っています」
江田島市 明岳周作 市長
「新たにたくさんの雇用が生まれたり、新しいレストランもできますし、カキの島・江田島を象徴するような施設に生まれ変わった」
運営会社によりますと、現在、工場の従業員は地元を中心に採用した35人で、来年1月までにはさらに30人を採用する予定だということです。