県誕生150年で栃木市が記念誌 県庁や秋祭りの記憶紹介

市が作製した記念誌

 【栃木】県誕生150年の節目に合わせ市は、当時市内にあった県庁や「とちぎ秋まつり」などの歴史を紹介する記念誌を作製した。9千部を印刷し、市内のイベント会場や道の駅、総合支所などで順次、配布する。市ホームページでも閲覧できる。

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 県発祥の地としての市の歴史を、観光ボランティアなど市民5人の視点で深掘りする構成になっている。

 県庁を囲むように整備された県庁堀や周囲の変遷、1874年に県庁構内で行われた神武祭典を起源とする秋まつりなどを紹介。当時の県庁の写真を所有する片岡写真館の歴史も取り上げている。

 市広報課の関口智(せきぐちさとる)主査(42)は「市民の方でも新しい発見があると思うので、読み物として楽しんでもらいたい」と話している。A4判6ページ、フルカラー。

県誕生150年の節目に作製した記念誌

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