音楽テーマにインドネシアの高校と交流 大田原高と大田原女子高が共同開催

インドネシアの伝統舞踊を一緒に踊る生徒たち

 【大田原】大田原高英語部はこのほど、同校でインドネシアの高校生とのオンライン交流会を初めて大田原女子高と共同で開催し、両校の生徒約80人が協力しながらオンラインでの国際交流を楽しんだ。

 英語でのコミュニケーション能力を身に付け、東南アジアの文化に触れようと2月から開いている。3回目の今回は「両国の音楽」をテーマに両校の英語・語学部に加え、箏曲部や合唱部などの部員も参加した。

 生徒たちは日本の音楽の紹介として、琴の演奏や混声合唱などを披露した。相手側が先住民族「バタク族」の伝統舞踊を紹介すると、両校の生徒はインドネシアの生徒と画面越しで一緒に踊って楽しんだ。フリートークでは「学校行事」をテーマに、運動会や文化祭などを英語で紹介するなどして親睦を深めた。

 大田原女子高3年大槻美結(おおつきみゆ)さん(17)は「初めての交流会で緊張したが、インドネシアの生徒がたくさん質問してくれた。(大田原高生と)協力しながら交流できた」と笑顔。大田原高2年渡部幸人(わたべさちと)さん(16)は「前回よりもスムーズに進み、うまくコミュニケーションができた。一緒にダンスをしたのが楽しかった」と話した。

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