富山、高岡教区合併決定 真宗大谷派、7月1日に 

 真宗大谷派(本山・東本願寺)の教区改編で、富山、高岡両教区の合併が14日、宗派の最高議決機関である宗会で正式に決定した。富山、高岡両教区は7月1日から新たな「富山教区」となり、教務所は現在の富山市総曲輪2丁目の富山教務所に置かれる。現在の高岡市丸の内の高岡教務所は教務支所となる。

 真宗大谷派宗務所(京都)によると、僧侶代表による宗議会(1~13日)は賛成多数、門徒代表による参議会(9~14日)は全会一致で、富山・高岡の合併に関する議案を可決した。

 真宗大谷派は門徒の減少や高齢化に対応する宗務改革として、財政安定や運営の効率化を図るために教区の統合・改編を進めている。現在、全国には23教務所、7教務支所がある。

 宗会では富山・高岡のほか、石川県の小松と大聖寺両教区、新潟県の三条と高田両教区の7月1日の合併も決定した。

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