アーセナルファンに朗報。サリバと4年間の契約更新へ

写真:4年間の契約延長に合意したと見られるサリバ ©Getty Images

アーセナルとの契約が2024年6月までとなっており、契約更新の行方が注目されていたフランス代表DFウィリアム・サリバだが、4年間の契約延長で合意したようだ。イギリス『デイリーメール』やスポーツ専門チャンネル『スカイスポーツ』のウェブサイトなど、複数のメディアが報じている。

アーセナルとサリバの新しい契約は2027年6月まで。合意には達したものの、今後は事務手続きを進めなければならず、正式に契約書にサインするにはあと数週間程度かかると見られている。

サリバは2019年夏にアーセナルの一員となったが、トップチームにはなかなか定着できず、ニースとマルセイユへの期限付き移籍を経て2022年8月にようやくアーセナルでの公式戦デビューを飾った。

すると瞬く間にミケル・アルテタ監督の信頼を獲得し、2022-23シーズンは最終ラインの中軸として活躍。プレミアリーグでは27試合2ゴール、11度のクリーンシートを達成とチームの躍進に大きく貢献したものの、終盤に背中を痛めて戦線離脱し、それが影響してアーセナルはプレミアリーグのタイトルを逃すこととなった。

アーセナルはカタール・ワールドカップ以前からサリバ側と契約延長について交渉を続けていたが、なかなか合意に至っていなかった。その間に彼の母国フランスの強豪パリ・サンジェルマンが彼の獲得に関心を示すようになり、アーセナルとしては守備の要を失う可能性にも直面していた。

今回、サリバとの契約延長が正式に決まった場合、アーセナルはすでに契約更新に成功しているブラジル代表DFガブリエウ、ブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリ、イングランド代表GKアーロン・ラムズデール、イングランド代表MFブカヨ・サカらに続いて主力の引き留めに成功することになる。

また、この合意によって新たなセンターバックを補強する緊急性が低下するため、他のポジションに補強資金を回せることになる。アーセナルファンにとっては何よりの朗報と言えるだろう。

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