鹿沼・生子神社の「泣き相撲」9月24日開催 参加枠千人に拡大

2022年に行われた「生子神社の泣き相撲」

 【鹿沼】樅山町の生子(いきこ)神社の氏子らでつくる「子供泣き相撲講委員会」は14日までに、国選択無形民俗文化財の泣き相撲を9月24日に開催すると決めた。昨年同様、完全予約制で8月5日から申し込みを受け付ける。

 泣き相撲は「泣く子は育つ」のことわざにちなみ子どもの健やかな成長を願う習俗で、秋の大祭の一環として開催。境内の土俵で力士役の氏子らが生後6カ月から3歳くらいまでの乳幼児を頭上に抱え上げ、元気な泣き声を競う。

 今年は参加者の枠を千人に拡大。午前9時~午後4時に1時間刻みで七つの枠を設け、それぞれ150人ずつ(午後3時からの枠は100人)実施する。

 参加受け付けは先着順で、8月5~7日は同神社駐車場で、8日以降は銀座1丁目の市観光協会(屋台のまち中央公園内)で、いずれも午前9時~午後5時に行う。希望者は窓口で申込書に5千円を添えて申し込む。電話申し込みや当日の飛び入り参加は受け付けない。

 同神社の倉持和司(くらもちかずじ)氏子総代代表(73)は「混雑などを勘案して今年も完全予約制とした。参加する方のいい思い出になるように準備したい」と話した。(問)同協会0289.60.6070(月曜定休)。

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