<千葉県誕生150周年>JR千葉駅で産直市やコンサート 15日から「誕生日」盛り上げ

昨年6月に行われた高校生による農産物販売会=千葉市中央区(千葉ステーションビル提供)

 千葉県誕生150周年を記念し、JR千葉支社と、駅ビル「ペリエ千葉」を運営する「千葉ステーションビル」は15日から、節目を祝うイベントを千葉駅で開く。農産物などをそろえる産直市「ちばのいち」を行い、県の特産品をアピールするほか、銚子産の“朝取れ鮮魚”の販売も予定。地元高校吹奏楽部によるコンサートや県の歴史のパネル展示などもあり、多彩な企画で150回目の誕生日を盛り上げる。

 イベント「千葉県民の日 BIRTHDAY EVENT」は、ペリエ千葉開業60周年などを機に立ち上げた「ちばえきつながるプロジェクト」の第1弾。千葉駅を中心に地域活性化や地域の持続的な発展への貢献を目的に掲げている。

 産直市は15、16日に同駅3階のコンコースで開催。農産物やピリ辛万能調味料「ネギイチバン」などを用意し、白子町のタマネギや県産ニンジン、落花生の詰め放題イベントを実施する。竹炭入りの焼き菓子やケーキ、パンの販売コーナーも開設。放置竹林は千葉市などで問題になっており、千葉ステーションビルの担当者は「イベントが地域の課題を知る機会にもなってほしい」と話した。

 銚子産鮮魚の販売は15日のみ。JR東の鉄道ネットワークを活用する。同日は県産いちごを使用したミルクプリン(税込み450円)の発売や県の歴史や文化を紹介するパネルの展示、植草学園大学付属高の吹奏楽部によるコンサート、浮世絵をモチーフにした千葉市美術館のワークショップも行われる。

 イベント最終日の17日には県内の農業関係高校14校の生徒が自ら生産、加工した農産物を直接販売する。

 同担当者は「地元千葉の魅力や課題を理解・体感できるイベント。地域と一緒に千葉県誕生150周年を盛り上げたい」と来場を呼びかけた。

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