メッツがサヨナラで延長制す サブウェイ・シリーズを1勝1敗で終える

【ヤンキース3-4×メッツ】延長10回タイブレーク@シティ・フィールド

借金5となかなか浮上のきっかけがつかめないメッツは、7回裏に2点差を追いつき試合を延長戦に持ち込むと、10回裏にブランドン・ニモのタイムリー二塁打でサヨナラ勝利。4対3でヤンキースを下して「サブウェイ・シリーズ」を1勝1敗のタイで終えた。タイブレークの10回表を無失点で抑えたメッツ6番手のドミニク・レオンが1勝目(2敗)をマークし、ヤンキース5番手のアルバート・アブレイユに2敗目(2勝)が記録されている。

メッツ先発ジャスティン・バーランダー、ヤンキース先発ゲリット・コールと好投手2人によるマッチアップは期待通りの投手戦となった。バーランダーが4回まで1安打4奪三振の快投を見せれば、コールは4回5奪三振パーフェクトとそれを上回る快投を披露。しかし、5回裏にメッツがワンチャンスをつかみトミー・ファムのタイムリー二塁打で先制すると試合は大きく動き出した。

まずは先制を許したヤンキースがすかさず反撃を見せる。6回表、ジェイク・バウアーズのタイムリーで同点とすると、7回表には四球と守備の乱れから勝ち越しに成功。さらにアイザイア・カイナーファレファが相手の意表を突くホームスチールを決めて3対1とリードを広げた。しかし、相手のミスで勝ち越したヤンキースだったが、こちらも2番手のジミー・コルデロが自滅。二死1・2塁から四死球で押し出しを許すと、なおもスターリング・マルテに同点のタイムリーを許してしまった。

これで息を吹き返したメッツは8回表無死2塁、9回表一死1・2塁、10回表タイブレーク無死2塁と再三のピンチを無失点で切り抜けると、最後はニモがライトフェンス直撃のサヨナラタイムリー。なんとか苦しい試合をモノにして連敗を回避した。それでもこの日ブレーブスがタイガースとのダブルヘッダーを連勝したことで、地区首位とのゲーム差はついに10まで離されてしまったが、メッツとしてはこの試合のように粘り強い戦いで少しづつ差を詰めていきたいところだ。

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