山奥に「不審なリュック」中から白い粉末 周辺には複数の注射器も

京都府警本部

 京都府南山城村田山の山中で今月上旬、リュックサックに入った覚醒剤とみられる白い粉末が見つかったことが15日、京都府警への取材で分かった。粉末は数グラムで、個人で使用する量ではなく密売組織が投棄した可能性があるとみて調べている。

 府警によると、近隣住民が9日、「約2カ月前から不審なリュックサックがある」と京都府警木津署に通報。周辺から複数の注射器も見つかったが、リュックには持ち主を特定できる身分証などはなかったという。府警は15日、所有者につながるものがあるか捜索を行い、白い粉末が覚醒剤かどうか鑑定して調べている。

© 株式会社京都新聞社