日本の水産物の全面輸入禁止を提唱

立法会食物安全及環境衛生事務委員会は6月13日、日本が福島原発の廃水を海に排出することについて討議した。14日付香港各紙によると、多くの議員は当局が強硬な態度で対応すべきとみており、日本の水産物の輸入を全面的に禁止することを含め、日本政府に独断専行で排出を行うことによる報いを受けさせるとの見方を示した。選挙委員会枠の葛珮帆・議員と漁農界選出の何俊賢・議員は排出が漁民の生計に影響を与えることを注視。何議員は政府に災害対策の準備として10億ドルのバックアップファンドを設け、いざという時に備えるよう提案した。何議員はまたデスクに麻生太郎・元首相のぬいぐるみを置き、麻生氏の今回の件に関する発言を非難した。飲食界選出の張宇人・議員は、政府が日本の水産物の輸入を禁止した場合、日本料理屋を含む飲食業界で損失が出ることは必至と認めながらも、政府は理にかなった必要なことをすべきとの見方を示した。

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