【インドネシア】国産ハラル製品の自販機、東京に設置[商業]

インドネシア貿易省は14日、イスラム教の戒律に従った国産の「ハラル」製品を取り扱う自動販売機が東京のインドネシア大使館に設置されたと発表した。1カ国のハラル製品に特化して販売する自動販売機は初めてという。

自動販売機は、ハラルの飲食品などを取り扱う。12日に運用を開始した。貿易省、中央銀行、国営銀行バンクネガラインドネシア、国営ガルーダ・インドネシア航空、国営石油プルタミナ、日本アセアンセンターの協力を得て実現した。

貿易省海外貿易局のディディ局長は、インドネシアが2024年に世界のハラルル産業の中心地になる目標に向けて、インドネシア製ハラル商品の輸出を促進する取り組みの一環だと説明した。

インドネシア大使館が中央統計局から引用したデータによれば、22年のインドネシアから日本への軽食の輸出額は、前年比29%増の4,417万米ドル(約62億円)だった。

東京のインドネシア大使館に設置されたハラル製品の自動販売機を紹介する貿易省海外貿易局のディディ局長(右)ら関係者(貿易省提供)

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