エアコン補助4万5千円 新規購入・買い替えで 低所得世帯に向け 流山市 

流山市役所

 流山市の井崎義治市長は15日の定例記者会見で、低所得世帯を対象に省エネ効果が高いエアコンの新規購入と買い替え費用を、最大4万5千円補助する制度を23日から導入すると発表した。低所得者支援と二酸化炭素排出量の削減を図る。市社会福祉課は「低所得者対象の省エネ家電の買い替え補助は県内で聞いたことがない」としている。

 市によると、補助対象は住民税非課税か住民税均等割のみ課税で、使用できるエアコンがない世帯。エアコンは市が定める基準を満たす性能の新品が条件で、市内店舗で購入する必要がある。設置・撤去費を含む税込み費用のうち4万5千円まで補助する。

 生活保護世帯のエアコン新規購入は、既存の市独自補助を活用してもらうため対象外。買い替えは次回の生活保護給付金が減額とならない3万円が上限。

 また、昨年11月に市内全世帯を対象に実施し好評だった省エネ効率の高い冷蔵庫・エアコンへの買い替え補助も、同日から再導入する。2013年以前の製品が対象で、本体購入費(税込み)の3割を1台につき最大4万5千円補助する。

 市は両事業合わせて約1億4100万円の補正予算案を、22日開会の市議会定例会に提出する。

 問い合わせは低所得者支援が市社会福祉課(電話)04(7150)6079、全世帯が市環境政策課(電話)04(7150)6083。

© 株式会社千葉日報社