23区初 港区がヤングケアラーたちに弁当配達など支援

港区は6月14日、家族の介護や世話に追われるヤングケアラーたちへの支援として、定期的な弁当の配達を行うと発表しました。23区では初の取り組みです。

港区が6月14日発表した支援方針。対象は、親たち大人に代わって家事や介護などを日常的に担っている区内のヤングケアラーたちです。港区によりますと、区内では現在、約40人がヤングケアラーと思われるということです。

子どもたちが家族の食事を毎日用意する分の時間を自分自身のために使ってもらえるよう、コーディネーターが家庭に訪問して世話をしたり、家族1人あたり1日1食の弁当を配達します。ヤングケアラーへの配食支援は23区初ということです。

武井区長:「子どもが世話をする事で、自分の時間がとれないという切実な訴えがなされております。子どもが子どもらしく、自分の時間を持てるよう、具体的な支援が必要です」

他にも、親が外国人のため買い物などには子どもが通訳として同行している、という声も多かったことから、外国語対応のスタッフを派遣することも発表されています。

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