ライス獲得を狙うアーセナル、早くも2度目のオファーを準備か…今度は総額1億ポンドに到達とも

[写真:Getty Images]

イングランド代表MFデクラン・ライス(24)の獲得を目指すアーセナルは早くも2度目のオファーを準備しているようだ。

7日にウェストハムがヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)を制覇した後、同クラブ会長のデイビッド・サリバン氏がライスの移籍を容認するコメントを残した。これにより、ライスの今夏の移籍がほぼ確実となったが、獲得を目指していたとされるバイエルンは、高額な移籍金がネックとなり、獲得を断念したと報じられている。

その一方、ライス獲得に最も近いとみられるアーセナルは、ウェストハムに対してすでにオファーを提示した。イギリス『デイリー・メール』によると、移籍金8000万ポンド(約144億円)に加え、パフォーマンスに応じて発生する1000万ポンド(約18億円)のアドオンという条件だったが、ウェストハム側がこれを拒否した。

これを受け、アーセナルは早くも次の手を打っている模様。今度は総額1億ポンド(約180億円)に達する、ベース9000万ポンド(約162億円)のオファーを準備しているという。

しかし、争点は移籍金だけではないとのこと。早期に移籍金を回収したいウェストハムは2025年までの2回払いを望んでいるが、アーセナルはより長期の分割払いを考えている。また、アーセナルは交渉のための別のカードも準備していて、今夏に退団するかもしれない選手への優先交渉権をウェストハムに与える案もあるようだ。

アーセナル以外では、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーがライス獲得に興味を示しており、マンチェスター・シティもここにきて獲得を検討し始めたという。これがアーセナルの焦りを加速させているという見方もあり、ライス争奪戦はここからさらに激しさを増していくのかもしれない。

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