【新型コロナ 静岡県】感染者増加傾向続く 先週の感染者数は前週比1.05倍 地域別では東部の増加が目立つ 16日 県発表

静岡県が発表した、先週1週間の新型コロナの感染状況は、その前の週と比べて感染者数が1.05倍となり増加傾向が続いている。地域別にみると東部の増加が目立つという。

県によると、6月5日から11日に、定点医療機関が報告した新型コロナの新たな感染者は、ひとつの医療機関あたり3.77人で、前の週と比べ1.05倍 増加した。この1週間に定点医療機関から報告された感染者数をもとに、県内の全感染者数を推計すると約3300人で、1日あたりにすると約470人。

定点の感染者数を地域別にみると、西部で2.55人、中部で2.40人、東部で6.06人と、東部の増加が目立っている。保健所別で最も多かったのが御殿場保健所で13.33人、その次に熱海保健所で8.33人となった。県によると警報や注意報レベルの地域はないという。

感染者の増加が目立つ東部の裾野市では、16日、2つの小学校と、中学校の合わせて3つのクラスで複数の児童・生徒が感染したため学級閉鎖の措置をとった。裾野市の担当者は「必要に応じてアルコール消毒やマスクをつけるなど、可能な範囲で感染症の対策を講じてほしい」とコメントしている。

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