足払いに首絞めで退場者4人、同性愛嫌悪チャントで早期終了…アメリカ決勝進出もCONCACAFネーションズリーグSFはカオスに

[写真:Getty Images]

CONCACAFネーションズリーグ準決勝は荒れ模様となったようだ。

【動画】後方から故意に足払い、引き裂かれたユニフォーム姿…混沌の集団的対立に

現地時間15日、同大会のアメリカ代表vsメキシコ代表がラスベガスで行われ、クリスチャン・プリシッチの2ゴールなどでアメリカが3-0で勝利。カナダ代表の待つ決勝戦へと駒を進めた。

ただ、アメリカ『CBS』によれば、アメリカが2点のリードを奪ってからは「車輪が外れてしまった」ようだ。

69分、中盤でのボールの奪い合い後、アメリカFWフォラリン・バログンを追走したメキシコのセサル・モンテスが故意に軸足を払うような蹴りを見舞い、一発レッドに。これを機に両軍が入り乱れる事態に発展し、その中でウェストン・マッケニーのユニフォームは肩から割かれるようにして破かれた。

だが、集団的対立の中で先にマッケニーが相手選手の首に手を掛けていたことが確認され、こちらにもレッドカードが提示された。

その後、リカルド・ペピが3点目を決めたが、アメリカはセルジーニョ・デスト、メキシコはヘラド・アルテガが退場処分となる展開。当初は12分が予定されていた後半のアディショナルタイムも、メキシコサポーターが同性愛嫌悪のチャントを繰り返したことにより、主審は7分の次点で試合終了の笛を吹く決断をするなど、混沌としたゲームとなった。

© 株式会社シーソーゲーム