漁船、被弾しかけたと鳥取知事 「花火のような大きな音」

水産庁の神谷崇長官(画面)とオンラインで会談する鳥取県の平井伸治知事=16日午後、同県庁

 北朝鮮による15日の弾道ミサイル発射を巡り、日本海で操業していた鳥取県船籍の漁船が二十数キロ離れた場所から花火のような大きな音を聞いていたことが分かった。鳥取県の平井伸治知事は16日、神谷崇水産庁長官や内閣官房の担当者とそれぞれオンラインで会談した際に状況を説明し「近くに着水した。被弾しかけた状況からすれば漁船に真っ先に情報を届けてほしい」と要望した。

 日本海かにかご漁業協会(鳥取県境港市)によると、ベニズワイガニ漁のため、境港市の水産会社が運営する漁船が日本海沖「大和堆」付近で操業していた。船や乗組員に被害はなかったという。

© 一般社団法人共同通信社