フレッシュな旬の味覚を東京駅へ つばさでサクランボ輸送、販売

東京行きの山形新幹線つばさに積み込まれる「佐藤錦」=山形市・JR山形駅

 県とJR東日本東北本部などは16日、山形新幹線つばさの荷物輸送サービス「はこビュン」でサクランボをJR山形駅から東京駅に届け、同駅内でフレッシュな旬の味覚を販売した。

 山形市内で収穫された「佐藤錦」50キロがJR山形駅でつばさに積み込まれ、午前9時3分に出発した。正午前に東京駅に到着し、サクランボは駅構内のコンビニに並べられた。23日には今年本格デビューした「やまがた紅王」と「紅秀峰」計80キロがつばさで輸送される。

 新幹線でサクランボを運ぶのは今年で3年目。安定した輸送で果実を痛めず、採れたてをいち早く届けることが可能となる。県総合交通政策課は「定時性、速達性を生かして荷物を輸送することができる」と新幹線の利便性を強調。連携したJA全農山形の担当者は「山形の直売所に並ぶ新鮮でおいしいサクランボと同じ物が東京駅で販売できる」と期待した。

東京行きの山形新幹線つばさに積み込むためにホームに運ばれた「佐藤錦」=山形市・JR山形駅
東京行きの山形新幹線つばさに積み込まれる「佐藤錦」=山形市・JR山形駅

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