米沢市と福島県の境に位置する吾妻連峰の人形石(標高1964メートル)付近で、高山植物のミネズオウが見頃を迎えており、白やピンクのかれんな花が登山者を癒やしている。
ミネズオウはツツジ科で常緑の小低木で、堅くつやのある葉が特徴。人形石には、天元台高原のリフト終点から歩いて30~40分で到着する。ロープウエーやリフトなどを運営する第三セクター「天元台」(山田長一社長)によると、人形石付近のミネズオウは例年、6月中旬~下旬まで楽しめるという。
17日はロープウエーが無料となり、リフトも通常より割安で乗車できる。山田社長は「登山者は安全面に十分配慮し、吾妻連峰の魅力に触れてほしい」と話していた。