中央官庁食堂で山形の味 県産食材の定食など提供、新メニューも登場

農水省の「あふ食堂」で提供されている山形牛の焼き肉丼。脂のうまみが味わえる=東京・霞が関

 山形牛や庄内浜で水揚げされた海の幸など、県産食材を使った定食などが農林水産省をはじめ中央官庁の食堂で提供されている。本県の郷土料理からヒントを得て、夏野菜をふんだんに使った「山形だしのペペロンチーノ」といった新メニューも考案された。23日まで。テレビ番組でも紹介され、人気の農水省「あふ食堂」は入館手続きをすれば一般の人も利用できる。

 飲食店経営などの「SANKO MARKETING FOODS」(東京)が、県やJAグループなどで構成する「おいしい山形推進機構」と連携し、初めて実施した。同社が農水省から運営を受託する「あふ食堂」では、山形牛焼き肉丼に小鉢や県産サクランボが付くスペシャル定食(1300円)、月山麦切りとゲソ天(900円)などを用意した。来週は、しょうゆ味の山形ラーメンや、辛みそをのせた赤湯あふラーメンなどラーメン消費県らしいメニューが登場する。日替わりメニューもある。

 同食堂の代表者は「県産食材を当社でアレンジした料理と、郷土料理の双方をそろえた。山形の味を堪能してほしい」と話した。法務省、財務省の食堂でも提供している。

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