ヤンキース・ジャッジが2度目のPRP注射 戦列復帰の時期は未定

日本時間6月17日、右足親指の靭帯を痛めて故障者リスト入りしているアーロン・ジャッジ(ヤンキース)は治療のために2度目のPRP注射を受けた。ジャッジは日本時間6月7日にもPRP注射を受けているが、アーロン・ブーン監督によると、今回は別の靭帯をターゲットにしたものだという。ジャッジは日本時間6月4日のドジャース戦で好守を見せた際に右足をフェンスにぶつけ、親指の靭帯を負傷。本塁打王争いのトップを走っていたが、今季2度目の故障者リスト入りとなり、現時点では戦列復帰の見込みは立っていない。

ブーン監督は「私の見解では、靭帯は時間の経過とともに回復するはずだ。靭帯が損傷したり断裂したりすると、それを治すのには時間がかかる。PRP注射は上手くいけば、そのプロセスを早めることができる。彼が正しい方向に進んでいることを願うよ」とコメント。最初のPRP注射のあと、ジャッジの右足親指の靭帯の状態は改善したようだが、別の靭帯にも問題があったため、1回目とは異なる靭帯をターゲットにして2度目のPRP注射を実施することが決まったとみられる。

ハル・スタインブレナー・オーナーはジャッジの状況について「野球選手としては珍しい怪我。つま先を痛めるのはフットボールのランニングバックに多い。朗報なのは彼の状態が悪化せず、日々よくなっていることだ」と話している。なお、ヤンキースはジャッジの戦列復帰時期について具体的な言及を避けており、ブーン監督はオールスター・ブレイク前に復帰できるかを尋ねられて「可能性はあるが、わからない。1週間以内で復帰できるかもしれないし、4週間かかるかもしれない。様子見だね」と曖昧なコメントに終始した。

ジャッジは今季49試合に出場して打率.291、19本塁打、40打点、OPS1.078を記録。ジャッジの離脱後、ヤンキース打線は明らかに得点力が落ちているだけに、7年連続となるポストシーズン進出のためにも、ジャッジの早期復帰が望まれるところだ。

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