【ニューヨーク共同】西アフリカ・マリ暫定政権のジョップ外務・国際協力相は16日、ニューヨークでの国連安全保障理事会の公開会合で、マリに展開する国連平和維持活動(PKO)部隊が「国内の緊張を高め、問題の一部になっている」として即時撤退を求めた。
マリでのPKOは今月末に任期切れを迎え、安保理が延長の是非を判断する。PKOを率いるワヌ国連事務総長特別代表は会合後、記者団に「受け入れ国の同意がなければ、PKOはほぼ不可能になる」と懸念を示した。
クーデターで成立した暫定政権は欧米と対立し、ロシアに接近している。