神戸・六アイ育ちのヤギ「花ちゃん」 専門学生と鍛えた新技を披露、除草も実演 18日にフェス

本番に向けて学生らと練習に励むヤギの花ちゃん=神戸市東灘区向洋町中1

 六甲アイランドを「メェー」いっぱい美しく-。環境に優しい除草方法として注目されるヤギを主役に据えたイベント「ヤギと小動物フェスティバル」が18日、神戸市東灘区の六甲アイランド公園で開かれる。島内にある神戸動植物環境専門学校の学生が育てるヤギの「花ちゃん」が、ハードルを跳び越える特技などを披露する。

 同校と地元自治会、まちづくり協議会など15団体でつくる「六甲アイランドまちかどネット」が催す。

 花ちゃんはトカラヤギの雌4歳。同校のヤギサークルで飼育し、授業で学ぶドッグトレーニングの経験などを生かし、高さ約50センチのハードル跳びや人の股下をくぐる「トンネル」など約10種類の技を教えた。

 当日は学生が解説しながらトレーニングを実演し、公園で除草も行う。爬虫(はちゅう)類やウサギなど小動物も会場で見学できる。

 同サークルの竹野朱音部長(19)は「花ちゃんは新技の習得に前向きで日々成長している。その成果をぜひ見てほしい」と話す。

 花ちゃんのショーは午前10時半と同11時半から。無料。雨天中止。同専門学校TEL078.857.3612 (末吉佳希)

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