「金曜4時からマルシェ」 若い視点を商店街に生かそう 町歩きイベント始まる 諫早駅前

買い物を楽しむ親子連れ=諫早市、永昌東町商店街

 若い世代の目線をヒントに商店街を活性化しようと、長崎県諫早市永昌東町商店街で、金曜限定の町歩きイベント「金曜4時からマルシェ」が始まっている。同商店街協同組合主催。
 店主らでつくる「永昌東町(諫早駅前)商店街こうなったら良いなプロジェクト」が昨年秋に発足。高校生ら約900人が回答したアンケートで「学校帰りに立ち寄れる場所がほしい」「食べ物があったら最高」などの声が上がったのを受け、初めて実施した。
 プレオープンの2日、同商店街内外の13店舗がパフェなどの飲食物や雑貨を販売。休憩場所やイートインスペースも設置され、親子連れらが食べ歩きや買い物を楽しんだ。
 販売開始から30分足らずで完売した店もあり、同商店街の吉岡俊夫専務理事は「コミュニケーションが生まれるのが商店街の魅力。マルシェをきっかけに、にぎわいを取り戻したい」と話した。人気のベーグルを購入した雲仙市の大場梨沙さん(33)は「交流サイト(SNS)で見ていた店が出店していた。毎週開かれるなら、また子どもたちと来たい」と話した。
 同マルシェは9月までの毎週金曜午後4時から7時まで。同商店街協同組合(電0957.21.1639)。

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