長崎短大学生が考案 佐世保産ブルーベリーでスイーツ 食品ロス削減をテーマに 地元直売所が依頼 

グランプリを獲得した「ブルーベリームース」を紹介する木村さん=佐世保市、長崎短大

 長崎県佐世保市椎木町の長崎短大で9日、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みの一環で学生らが考案した、佐世保産のブルーベリーを活用したスイーツの試食会があった。
 同市相浦町の産地直売所「食彩の里 よかばい相浦」を運営するFAながさきが同短大に依頼。食品ロス削減をテーマに、同社が栽培、販売するブルーベリーのうち、酸味が強く十分に熟していない「赤実」を活用したレシピの考案をお願いした。
 取り組んだのは同短大地域共生学科製菓コースの1、2年生約40人。書類選考で選出されたブルーベリームース、ブルーベリータルトなど4作品が審査対象となった。
 審査員14人は見た目や味、価格などを審査。グランプリには、2年の木村日香梨さん(19)のブルーベリームースが選ばれた。木村さんは「いろんな食感を楽しめるし、暑くなるこれからの季節にぴったりな一品なので、たくさんの人に楽しんでもらいたい」と喜びを語った。
 25日に同直売所で開かれるイベントで4作品が販売される。28日からは同直売所でブルーベリームースを一般商品として販売する。

書類選考で選ばれた4作品

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