JR東日本グループは16日、JR盛岡駅で手荷物を預けると、当日夕方までに東京23区と千葉県浦安市内のホテルに配送するサービスを始めた。旅行や出張客の移動が楽になるよう、既存のサービスを組み合わせた。利便性を高めることで、新型コロナウイルス禍収束で回復する旅行需要の取り込みも期待される。
盛岡駅内の受け付けは「駅たびコンシェルジュ盛岡」の窓口。午前10時半~同11時半に預けると、当日午後6時ごろまでに宿泊先のホテルに届けられる。事前予約不要。手荷物は縦、横、高さの計160センチ以内、重さ30キロ以内で、1個2500円となる。
東京駅で荷物を預かりホテルに送る「当日ホテル配送サービス」、列車での荷物輸送「はこビュン」の既存2サービスを組み合わせて実施する。東北では盛岡駅が初めて。1日には新潟駅でも開始した。今後、対象の出発駅を増やし、東京方面から各地域のホテルへの配送など拡大する方針だ。