6月2日の記録的豪雨で、2度目の堤防の決壊を起こした静岡県磐田市にある敷地川の復旧の方針について、静岡県は地元住民への説明会を開きました。
静岡県が磐田市の豊岡東交流センターで16日開いた説明会には地元住民の代表が参加しました。
敷地川は2022年9月の台風15号に続き、2023年6月2日の記録的豪雨でも堤防が決壊し、周辺の住宅や田畑に浸水被害をもたらしました。
これを受けて静岡県は、堤防を補強するための板を埋めるなどして、台風15号の後につくられた仮の堤防より強固なものを作ると話しました。
住民からは、1年の間に2度の決壊が起きたことやこの後、台風シーズンが訪れる事に対して、不安を訴える声があがりました。
<地元住民の代表>「(地元住民としても)県と市で十分協力して、できるだけ未然に防げるような態勢を取りたい」
静岡県は6月末ごろまでに応急の復旧工事を済ませ、本復旧の工事については、台風15号の後に計画した内容を変えずに、10月頃から取り掛かる方針です。