ライス獲得最優先のアーセナル、カイセドは諦めてラビアへ標的変更?

[写真:Getty Images]

アーセナルは、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのエクアドル代表MFモイセス・カイセド(21)の代わりに、サウサンプトンのベルギー代表MFロメオ・ラビア(19)を狙っているようだ。イギリス『ガーディアン』が報じている。

現在、ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライス(24)の獲得を最優先で進めているアーセナル。ミケル・アルテタ監督は、この夏に中盤の選手を2人獲得したいと考えているようで、1月の移籍市場でも獲得が噂されたカイセドにも照準を合わせていた。

しかし、アーセナルは移籍金1億ポンド(約182億円)以上と予想されるライスの獲得に全力を注ぐため、カイセド獲得を諦める可能性があるという。アーセナルは1月に、カイセド獲得に向けブライトンに7000万ポンド(約127億円)のオファーを提示していたようだが、ブライトンがこれを拒否。1億ポンド近い額での放出を望んでいるようだ。

同じくカイセドの獲得に動いていたチェルシーは、ブライトンの要求の高さから、セルタのスペインU-21代表MFガブリ・ベイガ(21)に目を向ける模様。一方のアーセナルも、サウサンプトンのラビアに焦点を移し、移籍に向けた話し合いを行っているという。

今季のプレミアリーグを20位で終えたサウサンプトンは、チャンピオンシップへの降格が決まった。そのため、ラビアはサウサンプトンを去る可能性が高いと考えられており、現在は移籍金4500万ポンド(約82億円)と評価されているという。サウサンプトンが実際にどれほどの移籍金を要求するかはまだ不明だが、アーセナルはこれよりも低い額を提示する可能性が高いとのこと。

ラビアに対しては、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、リバプールも興味を示しているというが、現時点ではアーセナルに行くことになるだろうという見方が強まっているようだ。

マンチェスター・シティのユース出身であるラビアは、昨夏にシティからサウサンプトンへ1050万ポンド(約19億円)ほどで完全移籍。公式戦35試合に出場し、プレミアリーグで自らの評価を高め、3月にはベルギー代表デビューを果たした。シティは契約に買い戻し条項を盛り込んでいたようだが、これを行使する可能性は低いとみられている。

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