教員の不祥事根絶へガイドライン作り 静岡県教育長「現場出向き思い伝えるべきだった」と謝罪

2022年度から続く教員の不祥事を受け6月16日、静岡県教育委員会の池上教育長自らが会見を開き、不祥事根絶に向けてガイドラインを作ることなどを説明しました。

<静岡県教育委員会 池上重弘教育長>

「児童生徒、保護者をはじめ、県民のみなさまの信頼を大きく損ねていることに心からお詫び申し上げます」

会見の冒頭、教育現場で相次ぐ不祥事に謝罪した県教育委員会のトップ。不祥事が続く事態を重く見た池上教育長は、体罰や不適切な言動を防止するためのガイドラインを年内に作成することや感情をコントロールするためのアンガーマネジメント研修を2023年9月に実施することなどを説明しました。

<県教委 池上重弘教育長>

Q.教育長自身の責任は?

「私自身の至らないところは多々あったと感じている。もう少し直接出向いて、さまざまな現場や協議に出向いて思いを伝えるべきだったという反省で今回のような施策を展開したい」

池上教育長は6月26日に臨時校長会を開くなどして、今後の対策などを伝える方針です。

静岡県教育委員会 池上重弘教育長

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