「東北絆まつり」4年ぶりに復活 青森で開幕、さんさが先頭飾る

東北絆まつりで華やかに群舞を披露する盛岡さんさ踊り=17日、青森市

 【青森市で報道部・平賀百香】東日本大震災からの復興を願い、東北6県の祭りが集う「東北絆まつり」(実行委主催)は17日、青森市で開幕した。新型コロナウイルス禍で中止されていた公道でのパレードが4年ぶりに復活。岩手県の盛岡さんさ踊りは群舞を繰り広げ街を熱気で包んだ。

 パレードは夕方、さんさ踊りが先頭を飾りスタート。市役所前を通る約1キロのコースで約120人が息の合った舞を披露し、沿道に詰めかけた観客から大歓声が上がった。

 絆まつりは東北六魂祭の後継イベントとして17年に始まった。6県持ち回りで開催しており今年で一巡する。最終日の18日もパレードを展開し、実行委は2日間で27万人の人出を見込んでいる。

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