JR新長田駅前の鉄人28号モニュメントの足元に17日、イタリア車59台がずらりと並んだ。主にファンの多い「アルファロメオ」で、愛好家らが自慢の一台を前に交流を深めた。
神戸市中央区の会社員横山勲さん（52）が中心となって企画し、愛好家が集う催しを開いている。今回はNPO法人「KOBE鉄人PROJECT」（同市長田区）が協力した。
会場では、モニュメントを囲むように約70メートルにわたって赤や青、黒や緑など色鮮やかな車が整列。通りがかりの買い物客らは、見慣れない光景に思わず記念撮影した。大阪や和歌山などから駆け付けた参加者は、車の部品や修理について情報交換を楽しんだ。
アルファロメオ歴30年の医師（64）＝同市東灘区＝は「鉄人は子どものころのヒーロー。好きな車と鉄人の組み合わせはたまらない」と目を細めた。（劉 楓音）
