2022-23シーズンのチャンピオンズリーグ決勝はトルコのイスタンブールで行われた。マンチェスター・シティがインテルを1-0で下しクラブ初のヨーロッパ制覇を達成したが、敗れたインテルのメンバーの一人であるボスニア・ヘルツェゴビナ代表代表FWエディン・ジェコは、引き続きイスタンブールに残ることになりそうだ。
イタリアのウェブメディア『カルチョメルカートドットコム』によると、ジェコはインテルとの契約が6月30日で満了を迎え、そのまま退団となる可能性が高いという。
そして、そんなジェコに対して、イスタンブールの強豪フェネルバフチェが関心を示し、オファーを送っているという。
ジェコの代理人を務めるアレッサンドロ・ルッチ氏を通じて交渉をしているが、ジェコ自身はすでにフェネルバフチェからの提案を受け入れているそうだ。『カルチョメルカートドットコム』によると、提示されたのは年俸450万ユーロ(約6億9730万円)の2年契約。ジェコ自身は競争力のあるチームの構築をフェネルバフチェ側に求めているそうで、こうした詳細部分がクリアになれば移籍を承諾するそうだ。
インテルもジェコとの契約を1年間、延長したい希望を持っており、ジェコに対してその旨を打診していた。年俸は現在、受け取っている500万ユーロ(約7億7470万円)からわずかに下げた額を提示されたそうで、条件面ではフェネルバフチェとそれほど変わらないという。
そういった状況もあり、ジェコはインテルで引き続きプレーするのではなく、トルコで新しいチャレンジに挑むことを選択することになりそうだ。
ジェコは2022-23シーズンはセリエAで33試合9ゴール、CLでも13試合4ゴールを記録するなど、国内外のコンペティションでのクラブの躍進に貢献したが、現在37歳と大ベテランの域に達している。恐らくこれが彼にとって最後の移籍になりそうだ。