福井県越前町の夏の風物詩「越前みなと大花火」は7月15日、同町道口の越前漁港広場で開催される。実行委員会は協賛金の減少や経費の上昇に伴う規模縮小を防ごうと、福井県に特化したクラウドファンディング（CF）サービス「ミラカナ」で支援を募っている。7月9日まで。
大花火は、同町の主要な観光イベントの一つで、毎年約1万発の花火が夜空を彩る。例年、開催費用は同町の補助金と地元の協賛金でまかなってきたが、新型コロナウイルス禍の影響や原油価格、物価の高騰により、従来規模での開催が危ぶまれている。
町の一大イベントを後世に残していくため、CFで支援を募ることにした。今回の目標金額は100万円。3千円～15万円のコースを設けており、支援額に応じた返礼品を用意している。実行委が製作したオリジナルTシャツや、目の前で花火が打ち上がる観覧席と駐車スペースを優先的に確保するセット、船上でイカ釣り体験と花火を鑑賞できる体験ツアーなどがある。
集まった支援金は、全額花火の打ち上げ費用に使用する。寄付はCFサイト「レディーフォー」から。問い合わせは実行委（越前コミュニティセンター内）＝電話0778-37-1501。
⇒【支援はプロジェクトページ】一緒に越前町の夏を彩ろう！越前みなと大花火2023
◇ミラカナとは 福井県に特化したクラウドファンディング（CF）サービス。県内でプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして福井新聞社、福井銀行、福邦銀行が連携。CFのレディーフォー、応援購入サービスのマクアケいずれかを通じて支援・購入を募る。累計支援額は1億7千万円、プロジェクトの達成率は92%（数字は2023年3月末時点）。
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