【ミャンマー】国軍が党員93人を殺害=前与党NLD[政治]

ミャンマーの前与党、国民民主連盟(NLD)は13日、2021年2月1日のクーデター以降、党員93人が国軍に殺害され、1,200人が現在も拘束されていると発表した。

NLDによると、国軍は21年2月から23年5月にかけて3,800人超を殺害した。うち93人がNLD党員で、2人の国会議員が含まれていた。また、現在も拘束されているNLD党員1,200人のうち77人が国会議員という。

NLDは、国軍が同時期に党員333人を含む625人の資産を押収したと指摘。最大都市ヤンゴンの党本部を含むNLD事務所を攻撃し、資産を押収したとも報告した。

国軍は21年2月1日、前年に行われた総選挙に不正があったとしてクーデターを起こし、NLDから政権を奪取。23年3月28日付でNLDを解党処分とした。党首のアウンサンスーチー氏は、複数の罪で計33年の禁錮刑を言い渡され、収監されている。

© 株式会社NNA