米国出身のピアニスト、ジェイコブ・コーラーさんのソロコンサート(北國新聞社共催)は18日、金沢市の北國新聞赤羽ホールで開かれ、クラシックからアニメソングまで、ジャンルを超えた華麗なジャズアレンジが聴衆を魅了した。
舞台では流ちょうな日本語の解説を交え、「枯葉」などスタンダードをはじめ、カーペンターズの名曲や「ラ・ラ・ランド組曲」など映画曲のメドレーを披露。昨秋に石川の海でロケをしたエピソードとともに、ショパンの「別れのワルツ」をロマンチックに奏でた。
●「響き良く最高」
アニメのせりふをまねて日本語を学んだというコーラーさん。「ルパン三世」「銀河鉄道999」などアニメソングの演奏でも卓越したテクニックで喝采を浴びた。最後に「赤羽ホールは響きが良く、ピアノの音もきれいで最高」と語り、「戦場のメリークリスマス」「リベルタンゴ」で客席のアンコールに応えた。