コケの美、手のひらにすっぽり…福井県勝山市でテラリウム体験会 11人ピンセットで巧みに配置

コケや小石を使ったテラリウム作りに取り組む参加者ら=6月18日、福井県勝山市の白山平泉寺歴史探遊館まほろば

 福井県勝山市の白山平泉寺のコケや石垣、石畳の美しさを感じてもらおうと、コケや小石を使ったテラリウムを作る体験会が6月18日、同市の白山平泉寺歴史探遊館まほろばで開かれた。参加者はコケなどを巧みに配置し、室内で観賞できる片手サイズのテラリウムを完成させた。

 同館が、市内でテラリウム販売、イベントを手がける企業「苔町3丁目」に依頼し、企画した。

 市民11人が参加。同社の矢原武代表(45)から手ほどきを受けながら、恐竜の卵形の高さ12センチ、直径8センチほどのアクリル容器に砂利などを入れ、その上に厚さ約1ミリ~1センチのコケや県内産の小石などをピンセットで慎重に置いていった。

 同市の木下君代さん(72)は「コケや石の美しさが感じられるテラリウムをうまく作れた。恐竜のミニフィギュアも使ったので、孫にも喜んでもらえるかな」と話した。

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