「宮古うみねこ丸」船出上々 初年度の乗客目標達成

順調な船出となった宮古うみねこ丸。三陸観光のシンボルとしてさらなる誘客を目指す

 昨年7月に就航した遊覧船「宮古うみねこ丸」は順調な船出を切った。宮古市によると、3月末までの乗船者数は2万5203人で、目標の2万5千人を達成。三陸観光のシンボルの復活を祝ってにぎわい、船内で食などを楽しむイベント企画船も人気を集めた。新型コロナウイルス禍が収束傾向にある中、2年目も好調を維持できるか注目される。

 初年度の乗船者数内訳は出崎埠頭(ふとう)と浄土ケ浜桟橋の2カ所の乗り場を経由して浄土ケ浜周辺を巡る定期航路が2万4300人(967便)、イベント企画船などの不定期航路は903人(24便)。海況による欠航率は15.2%だった。

 7月15~17日には運航開始1周年記念イベントを開催。サンセット&ナイトクルーズや花火打ち上げ、飲食ブース出店などで節目を盛り上げる。

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