旬の味、走って味わう 寒河江でマラソン、5部門に1800人参加

4年ぶりに本来のスタイルに戻った大会で、勢いよく飛び出すランナーたち=寒河江市

 さがえさくらんぼマラソンが18日、寒河江市内で行われ、全国各地から参加したランナーが市街地やサクランボ畑を駆け抜けた。

 昨年はスマートフォンを活用した分散方式だったが、今回は4年ぶりに本来のスタイルに戻った。ハーフマラソン、10キロなど5部門に計約1800人がエントリーし、5キロの部を皮切りに西村山広域行政事務組合消防本部付近からスタートした。給水所ではサクランボも振る舞われ、参加者は旬の味を楽しみ、ゴールの市民体育館を目指した。

 参加賞として、全員にサクランボ「佐藤錦」300グラムが贈られた。2キロファミリーに初参加した秋田県由利本荘市の会社員水野谷篤士さん(41)は「さっぱりした味のサクランボは走った後に合う」と話し、長女の同市鶴舞小2年紬さん(7)も「疲れたけど、おいしい」と笑顔を見せた。寒河江市の体育関係者で組織する実行委員会(遠藤正幸会長)が主催し、47回目。1994年パリマラソン優勝の谷川真理さん、2016年リオデジャネイロ五輪代表の関根花観さんがゲストランナーとして招かれた。

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