ザリガニやドジョウ見つけた 子どもたちが泥だらけで生き物調査 宇都宮

川辺の生き物の解説を聞く子どもたち

 【宇都宮】農業環境を守る活動を展開している「湯場の里かりぬま」(伴実(ばんみのる)会長)は18日、生き物調査を地元の刈沼川で実施した。強い日差しが照りつける中、子どもたちは泥だらけになりながらザリガニやドジョウ、ヤゴなどを捕まえた。

 国の多面的機能支払交付金を活用した、農業者と一般の人の交流活動の一環。同自治会周辺は小学校が新設されるなど新住民が増えており、伴会長は「子どものうちから自然を体験してほしい」と説明する。新型コロナウイルス禍の影響で開催は4年ぶり。

 調査は、ゆいの杜(もり)刈沼自治会と子供会が協力し、親子ら約80人が参加。宇都宮大農学部の守山拓弥(もりやまたくみ)准教授が講師を務め、捕まえた魚などの生態を解説した。

 家族で参加した小学3年小西美音(こにしみお)さん(8)は「小さいザリガニを手に乗せてもらったけれど、ちょっと怖かった」と話した。

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