サッカーにおいて契約はとても重要なものである。少しでも残っていれば移籍金が発生するが、残っていなければゼロである。
そのため契約がのこり1年となった選手はチームにとって「売り抜けるためのチャンス」である。更新できないまま夏と冬のマーケットを超えてしまえば、タダで放出することになるからだ。
今回はイングランド・プレミアリーグで「残りの契約が1年だけになっている超有名スター」をご紹介する。
ハリー・ケイン
クラブ:トッテナム
国籍:イングランド
今夏の移籍が噂されるハリー・ケイン。トッテナムでもイングランド代表でもエースとして毎年のように大活躍しているが、チームとしてのタイトルには恵まれていない。それを求めて移籍するのでは…という話は毎年のように出てくる。
ただ今夏はさらに契約が残り1年、さらにレアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッドなどがストライカーを探しているということで、さらに現実味のある報道になってきているようだ。
ルーベン・ネヴェス
クラブ:ウォルヴァーハンプトン
国籍:ポルトガル
FCポルトで10代にしてキャプテンマークを巻いた天才ボランチ。まだ20代中盤ということが信じられないほどの実績を持つが、まだウォルヴァーハンプトンとの契約を延長していない。
代理人がクリスティアーノ・ロナウドと同じジョルジュ・メンデスということもあってか、今夏サウジアラビアの名門アル・ヒラルへの移籍が噂されているが…契約が残り1年にもかかわらず85億円の移籍金が支払われるとか。
マーカス・ラッシュフォード
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
国籍:イングランド
意外なことにマーカス・ラッシュフォードの契約はまだ2024年までしか結ばれていない。今季エリック・テン・ハフ監督の下で再ブレイクを果たし、公式戦29ゴールを決めた。
ただユナイテッドのファンにとって安心できる点はある。テン・ハフ監督はすでに「彼は残留を望んでいて、我々もそう望んでいる。議論が長引いた理由は知っているが言わないよ」と話しており、退団の可能性はないようだ。
メイソン・マウント
クラブ:チェルシー
国籍:イングランド
今季で退団するという話が半ば確定事項のように離されているメイソン・マウントであるが、実はまだ契約は残っている。したがって移籍金が必要となるため、現在はチェルシーが簡単に手放さない状況にあるようだ。
マンチェスター・ユナイテッドはマウントとの間で個人的な条件に合意していたと報じられたが、後に移籍金の額の影響で獲得から撤退を検討しているとも伝えられた。果たしてこれからどうなるのか、目が離せない状況だ。
デクラン・ライス
クラブ:ウェストハム・ユナイテッド
国籍:イングランド
マーク・ノーブルの後を継いでウェストハム・ユナイテッドの魂となっているデクラン・ライスであるが、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナル、マンチェスター・シティなど多くのクラブに狙われているという。
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本人もかつてウェストハム・ユナイテッドからの10年契約を拒否したことがあり、移籍については決して排除していない。移籍金は9000万ポンドのオファーが拒絶されたと言われており相当な高額になりそうだが、それでも多くのクラブが入札を行っているようだ。