京都市左京区の南禅寺境内で「写真を撮ってあげる」などと声を掛け金銭を要求するトラブルが発生しており、南禅寺が注意を呼びかけている。
南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山。歌舞伎「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」にも登場する三門や琵琶湖疏水のレンガ造りの橋脚・水路閣などでも知られる。
南禅寺によると、女性参拝者らが男性に「写真を撮ってあげる」などと声を掛けられ、男性が女性たちのスマートフォンや男性のカメラで撮影した。女性たちは500~千円の金銭を要求され支払った、というケースが今月に入って2件あったという。
境内の参拝者に対して、南禅寺は拡声器で注意を呼びかけている。
19日午前には、トラブルの概要を記し、ツイッターに「そのような行為は南禅寺では許可しておりません」とし注意喚起の投稿を行った。
南禅寺は「困った場合は最寄りの職員を呼んでほしい」としている。