同僚市議への準強制性交疑いで不起訴の市議「不起訴相当」 検察審査会「裁定覆す証拠ない」

大津地検

 滋賀県高島市の中川あゆこ市議(43)が万木(ゆるぎ)豊市議(59)から性的被害を受けたと訴えた問題で、準強制性交の疑いで書類送検された万木市議を不起訴とした大津地検の処分について、大津検察審査会は19日までに「不起訴相当」と議決した。

 14日付。議決理由では、「不起訴処分の裁定を覆すに足りる証拠がない」としている。

 万木市議は、高島市内に止めた乗用車内で意識がもうろうとした状態の中川市議に乱暴したとして昨年3月に書類送検され、大津地検は同6月、嫌疑不十分で不起訴とした。中川市議が同12月、大津検察審査会に審査を申し立てていた。

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