総合人材サービス大手パソナグループは19日、ベトナム中部ダナン市に、デジタル分野を中心としたビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)と人材育成の新拠点「パソナDXハブダナン」を開設した。
新拠点はダナン市ハイチャウ区の仮オフィスでオープンした。パソナは同市カムレ区に4階建て、延べ床面積約1,000平方メートルの施設を建設中で、9月に予定する完成後に移転する。投資額は非公開。
新拠点では主にデジタル領域における研究開発・システム開発に関わるBPOサービスの提供と、高度デジタル人材の育成などを行う。広報担当者によると、3年間で約500人の育成や、育成した人材の日本への送り出しなども目指す。人材確保には現地大学のネットワークを活用する予定だ。
パソナグループはダナン市と2019年に「日系企業の進出支援、人材育成・就職支援、観光促進支援」に関する覚書を締結した。同グループは南部ホーチミン市、首都ハノイにも拠点を置いている。