港町熱く盛り上げ 7月29日、4年ぶり岩瀬みなと祭

4年ぶりとなる岩瀬みなと祭に向けPRする花柳さん(中央)ら実行委員=富山市の岩瀬カナル会館

  ●「まだら」披露、多彩に

 岩瀬みなと祭(まつり)・白えび祭は7月29日、富山市の岩瀬カナル会館で4年ぶりに開催される。76回目となる今回のテーマは「After Corona(アフターコロナ)再起動 岩瀬にエールを!!」で、地域に伝わる祝い唄「岩瀬まだら」のステージなど、多彩な催しを企画している。同祭実行委員ら5人は19日、同館を訪れ、港町を熱く盛り上げる決意を新たにした。

 同祭のコーディネーターを務める日本舞踊家花柳松香さんは長年、岩瀬まだらの唄や踊りを児童に指導するなど、保存活動に力を入れている。中止となった3回分を取り戻すような祭にしたいとし「熱意が熱意を呼ぶステージを届けたい」と意欲を見せる。

 祭では、花柳さんが主宰する花柳松香会による日本舞踊やハートビートライフ・オカ(富山市)の洋舞、島田純子フラメンコ教室ALEGRIAの踊り、富山チアリーディングチームPUPPYSによる演技がステージを盛り上げる。地元の消防団がはしご登りを繰り広げ、富山北部錬成館による空手の演舞、富山商高応援団の演技も披露される。

 岩瀬まだらは地元の保存会や児童、花柳松香会が発表し、一般も参加できる盆踊りも予定する。

 お楽しみ抽選会では、落語家立川志の輔さんのサイン色紙や手ぬぐいなどがプレゼントされる。

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