田中碧がデュッセルドルフに移籍希望を伝える…クラブ観部「1部リーグを希望している。ドイツに限らない」

[写真:Getty Images]

日本代表MF田中碧(24)が、デュッセルドルフからの退団を希望しているという。ドイツ『ビルト』が伝えた。

2021年7月に川崎フロンターレからレンタル移籍でデュッセルドルフに加入した田中。今シーズンは完全移籍に切り替わり、プレーを続けていた。

カタール・ワールドカップ(W杯)でもゴールを決めるなど、順調なキャリアを積み上げていると思われたが、今シーズンはケガで離脱することもあり、4月には右ヒザの内側じん帯を断裂し、その後はプレーできないままシーズンを終えていた。

田中には関心を寄せているクラブもあった中、ヒザの負傷を受けて移籍の雲行きは怪しいものに。さらに、約500万ユーロ(約7億8000万円)と見られた契約解除条項は高すぎるとして、他クラブが関心を薄めていくこととなった。

ただ、契約解除条項は5月31日で期限切れ。市場価値は250万ユーロ(約3億9000万円)とされているが、その金額で売却したとしてもデュッセルドルフは100万ユーロ(約1億5500万円)で獲得したため、利益は出ることとなる。

そんな中、クラブのマネージャーを務めるクラウス・アロフス氏が田中について言及。本人から退団希望の申し出があったと明かした。

「アオは数週間前に我々のところに来て、クラブを去りたいと伝えてきた」

「彼は1部リーグでプレーしたいと思っているが、必ずしもドイツである必要はない」

2.ブンデスリーガで2シーズンを戦い、51試合に出場し2ゴール2アシストの田中。ドイツに限らず、ヨーロッパの1部リーグでプレーしたいという願望があるようだ。

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