34歳サンチェスがアーセナル復帰を懇願、元同僚のアルテタ監督に直談判も断られる

[写真:Getty Images]

マルセイユのチリ代表FWアレクシス・サンチェス(34)が、アーセナル復帰を熱望していたようだ。チリ『La Tercera』が伝えている。

バルセロナやアーセナル、マンチェスター・ユナイテッドといったビッグクラブを渡り歩いたサンチェス。2020-21シーズンから2年間はインテルでスーパーサブとして活躍も、クラブの財政難から双方合意のもとで契約解除となり、昨年8月にマルセイユとの1年契約を結んだ。

近年はウインガーからセンターフォワードへとポジションを移していたなか、マルセイユで今シーズンの公式戦44試合に出場とフル稼働し、18ゴール3アシストを記録。1年間を通じて絶対的エースとして君臨した。

だが、契約は今月末までで、新天地行きを考慮。今年で35歳となる大ベテランだが、今シーズンの活躍を受けてパリ・サンジェルマン(PSG)とユベントスから関心が寄せられており、サウジアラビア行きもひとつの選択肢になっているという。

それでも、サンチェスはかつて過ごしたアーセナルへの復帰を望み、元チームメイトでもあるミケル・アルテタ監督に電話。復帰を叶えるためならどんな境遇でも受け入れる覚悟を示したとのことだ。

しかし、アルテタ監督の反応は期待していたものとはならず。指揮官はサンチェスのアーセナル時代の貢献を認めつつも、自らが率いるチームのプロジェクトには適合しないという旨を率直に伝えたとみられている。

チーム内に30代の選手が4人しかいないアーセナルだが、そのうちの3名は退団の可能性も報じられている。将来性のある若手を中心にチームを構成しているアーセナルが34歳のサンチェスを補強することは現実的ではないと見られている。

© 株式会社シーソーゲーム