高校新聞部員、取材の心構え学ぶ 佐賀新聞社のデスクが講話

模擬取材でインタビューに挑戦する生徒たち=佐賀市の佐賀新聞社

 佐賀県高校文化連盟新聞専門部の研修会が14日、佐賀市の佐賀新聞社で開かれた。県内5校の新聞部員11人が、同社のデスクから取材でのテクニックや心構えを学び、実際にインタビューを体験した。

 メディア局コンテンツ部の林大介部長が講話し、取材相手から引き出したい話題がある場合、角度を変えた複数の質問を用意するようアドバイスした。「聞こうと思っていたことより、逸脱した話題の方が面白いこともある」と話し、想定外の展開からも記事の題材が生まれることがあると紹介した。

 校長に学校の特色を尋ねる模擬取材では、三つのグループに分かれて質問を考え、校長役の担当教員にインタビューをした。講話での学びを生かし、メモを取ったり、即興でカメラを借りて撮影したりした。

 佐賀工業高2年の深江心花さんは「質問を続けることが難しかった。『インタビューは会話を楽しむように』というアドバイスを生かしたい」と話した。(松尾綺子)

インタビュー取材の模擬実演をする生徒たち=佐賀新聞社

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