佐世保・宇久島観光大使 大久保嘉人さん、塩田みうさん就任 全国、世界に魅力発信

宇久島の観光大使に就任し住民と記念撮影をする(前列右から)塩田さん、大久保さん=佐世保市宇久町、宇久地区コミュニティセンター(宇久町観光協会提供)

 長崎県佐世保市の離島、宇久島の観光大使に、県立国見高出身でサッカー元日本代表の大久保嘉人さん、長崎市出身で女優の塩田みうさんが今月、就任した。宇久地区コミュニティセンターで就任式があり、住民ら約120人が参加して祝福する中、2人は宇久の魅力発信に向けて意気込みを語った。
 大久保さんは宇久に親戚がおり、島の子どもたちにサッカーを指導するなどの交流を重ねてきた。塩田さんは国際的に評価された観光動画「宇久島」で主演を務めた。2人は宇久の風土、人情への思い入れが深く、今後、交流サイト(SNS)や各種メディアを通して観光情報などを全国、世界へ伝えていく。
 就任式で大久保さんは「サッカーで疲れたときに、癒やしを求めて宇久に来た。きれいな町をいろんな人に知ってほしい。もっと全国へ広められるよう努力する」、塩田さんは「島に来るたびに『お帰り』と声をかけてもらいうれしい。家族のように温かく迎えてくれる。魅力をたくさん発信して恩返しをしたい」と述べた。
 宇久町観光協会の村上正一会長は委嘱状を交付し「活躍の場が異なる2人ですが『宇久島が好き』という共通点をお持ちになっている。コロナも緩和し、向かい風が追い風に変わってきた。さらに弾みがつく明るく元気なニュースを皆さまへお届けできて喜ばしい」とあいさつした。

© 株式会社長崎新聞社