投票の仕方や大切さ学ぶ 山形・金井小で選挙啓発出前講座

模擬選挙で投票を体験する児童たち=山形市金井小

 選挙啓発出前講座が19日、山形市金井小(大戸晃彦校長)で行われ、6年生148人が模擬選挙やクイズを通し、投票の仕方や大切さを学んだ。

 同市選挙管理委員会の職員が、昨年7月の参院選の山形市の投票率は60%と高い一方、18~24歳の投票率は30%台であることを説明した。若者が投票に行かない背景について「面倒」「関心がない」といった理由を挙げた。

 模擬選挙では、職員らが山形市長選候補者となり、児童は記載台で用紙に名前を書き、投票箱に投じた。稲葉絆月(なつき)さん(11)は「選挙について授業で学んだときは自分に関係ないと思った」と明かし、「私たちの1票が政治を支えると聞き、18歳になったら必ず投票に行きたい」と気持ちの変化を語った。

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