「記者会見を聞いて驚いた」ベルギー代表に問題発生? キャプテン巡る騒ぎでクルトワが監督の発言に反論「非常に残念」

[写真:Getty Images]

ベルギー代表のキャプテンを巡る騒動に、GKティボー・クルトワが反論した。

カタール・ワールドカップ(W杯)を終え、ロベルト・マルティネス監督が退任し、ドメニコ・テデスコ監督が就任したベルギー。ユーロ2024予選を現在は戦っている。

17日にはオーストリア代表と対戦した中、キャプテンを巡るやり取りが話題に。通常キャプテンを務めるケビン・デ・ブライネが欠場したため、副キャプテンのロメル・ルカクとクルトワがキャプテンを務めることに。オーストリア戦でルカクが、エストニア代表戦でクルトワがキャプテンになることが決まっていたという。

テデスコ監督は「我々は一緒に、ロメルがオーストリア戦で、ティボーが明日のエストニア戦でキャプテンを務めることを決めた」とコメント。しかし、「それは誰にとっても問題ではなかったが、試合後(クルトワは)突然私と話したがり、失望して気分を害したので帰ると言った」と19日に会見で明かし、話題となった。

この発言だけを聞けば、クルトワがキャプテンを任されなかったことに腹を立て、ワガママで代表活動を離れたように見えるが、クルトワが自身のホームページで反論。監督が切り取って説明していると主張し、キャプテンができなかったことを残念がりながらも、離脱した理由はケガだと主張した。

「今日の午後、僕は監督の記者会見を聞いて驚いた。そこで彼は、オーストリアとの試合後に、僕たちが交わした個人的な会話について、部分的で主観的な説明をしていた」

「ロッカールームに関連した問題について監督と話すのはこれが最初でも最後でもないが、誰かがそれを公に話すことを決意するのはこれが初めてだということを明確にしておきたい。この件については非常に残念だが、監督の評価が現実と合致していないことを明確にしておきたい」

「会話の中で、僕は彼に、直接的な利益のためでなく、常に一般的な利益を求めながら、過去に僕たちに損害を与えた状況を回避するための説明と決定をするように求めた。代表チームのキャプテンになるかどうかは、気まぐれや偶然の決断ではなく、彼の決断であるべきであり、それが僕が彼に伝えようとしたことだ。残念ながら目的は達成できなかった」

「僕はいかなる場合においても、何も要求していないと主張し、この状況に関連することを明らかにするため、チームメイトのロメル・ルカクと話をしたと主張する。同時に、主張されているように、僕はチームメイトと同様のテーマについていかなる議論もしていないことを明らかにしたいと思う」

「さらに昨日の午後、右ヒザに異常があり検査を受けた。僕のクラブのメディカルチームと、代表チームは連絡を取り合い、トレーニングキャンプを離脱することを決定するために全ての材料を検討した」

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